直しながら長く使う、北欧の暮らし
遠いラトビアから遥々やってくるかごたち。
いつも荷物を開封するのがとても楽しみですが、輸送中にどうしても割れてしまう、なんてことも少なくありません。
割れてしまったかごをどうしようかと思い、PINUMU PASAULEのロリタさんに相談すると、「割れている部分を切ったら使えるわよ」とお返事が。
少し壊れているからといって不良品だ、と思ったことをとても反省しました。
北欧では、「大切なものを丁寧にお手入れしながら長く使う」という文化が根付いています。
壊れてしまったから新しいものを、ではなく、壊れているものも直しながら愛着を持ちながら長く使っていく。
そんな、ものを大事にしている作り手さんや北欧の文化の温かさを感じたような気がしました。
かごって、なかなかお手入れする機会がない気がしませんか?
日頃からお手入れをすることで、ずっと長く使えるし、愛着もどんどん湧いてきます。
馬毛のハンドブラシ/REDECKER
かごのお手入れ方法
《 日常のお手入れ 》
*軽くブラッシングでOK。
素材でお手入れの仕方も変わりますが、柳のかごは硬めのブラシで軽くブラッシングが基本です。湿気がこもるとカビの原因になるので、直射日光を避けて、風通しの良い場所で保管してください。
《 汚れがついてしまったとき 》
*硬く絞った布巾でふき取る
汚れがついてしまったときは硬く絞った布巾で優しく拭き取ってあげましょう。濡れたあとはすぐに風通しの良い場所でしっかりと乾かしてください。
*しっかり洗いたいとき
丸洗いもできますが長時間はカビの原因になりますので、ぬるま湯で手早く洗いしっかり水を切ってから陰干しで完全に乾かしてから使いましょう。
《 乾燥しすぎも注意 》
乾燥しすぎてしまうと、パキパキ割れてしまう原因に。とくに冬の乾燥した時期は、霧吹きで軽く湿らせてから陰干しすると柔軟性が出ます。
かごの状態をよく見てから行いましょう!
○ 表面がカサカサ、粉をふいたような感じ
○ 触ると「パキパキ」「パリパリ」と音がする
○ 曲げたり押したりするとヒビが入りそう
○ 軽く割れが始まっている部分がある
天然の柳で作られているかごは、年月とともにどうしても割れてしまったり、ささくれが出てきたりしてしまうもの。そのたび、自分なりに工夫をして直してみようと思います。
ちょっと不格好なところも、愛着が湧いてきていい感じ。
きれいに使うよりも、使い込んで質感を楽しむ方がなんだか素敵な気がします。
ずっとずっと大切にしていきたいと思うかごです。
\ ご購入の前に、知っておいてほしいこと /
|