90years of Stool60 90年変わらないデザイン「スツール60」
2018年12月限定発売された「ウスタヴァ」、そして2023年、90周年モデルとして新たな価値観を提唱した「ヴィッリ」はその後、「Wild Birch=自然そのままの白樺」を肯定し認める新たな基準として、「L-レッグ」シリーズに仲間入りしました。
アルテックとイタリアのデザインスタジオのフォルマファンタズマは、現代の気候変動と工業化がフィンランドの森林と木材に与える影響を踏まえ、木材を自然そのままに近い状態で、無駄なく大切に使用することを提唱した新たな木材選定基準「Wild Birch-自然そのままの白樺」を開発しました。 「スツール 60 ワイルドバーチ」は、フィンランド語で「野生」や「自然そのままの状態」を表す名前の通り、新たな木材選定基準による自然ならではの個性が表出したバーチ材を用いています。
アルテック社のアイコン的アイテム 名作スツール60
1933年、アルヴァ・アアルトがデザインしたスツール60。当時アアルトが設計を担当した図書館で使用するために作られました。講堂でずらっと並べても景観の邪魔にならない均等な見た目と、使わない時には部屋の隅に重ねて置いて置くことができる圧倒的にシンプルで機能的なスツールです。当時から90年近く経ちましたが、環境と場所を選ばず、先進的でどんな時代にも好まれるデザインが大ベストセラーとなり、今やなんと世界中で800万脚以上が製造されている逸品となりました。
イミテーションにはないがっしりさ アルテックだけの特許「L-Leg」技法
「本物はイミテーションと違って実にがっしりとした感じのものである。」渡欧しアアルトのもとで学んだ唯一の日本人建築家である武藤章さんの著書の中で、スツール60はこう書かれています。写真で見ると丸い座面の可愛らしい雰囲気のスツールに見えるのですが、実際使ってみるとわかるしっかりした木の厚みと、ブレのない存在感はまさにがっしり。これはArtek社唯一無二の「L-leg」という技法で作られた、頑丈な脚による印象が大きいと思うのです。
当時フィンランドでは、唯一の資源である木材の新たな用途を開発し輸出することで、経済成長を促進することが求められていました。アアルトは3年の年月をかけて、木材を使用した量産可能な家具を作るために「L-leg」という独自の曲木の製法を開発します。この技術が使われたひとつであるスツール60は、硬く分厚い木材をそのまま曲げることで金属のような強度が実現し、経年変化にも強い作りになっています。
脚の曲面部分にスリット(切り込み)を入れ、その隙間に薄い板を挟み蒸気の力で曲げる工程により、脚上部の曲面だけが層になります。一般的な合板を重ねて作られるものと違い、L-legは無垢のフィンランドバーチそのままの温もりや美しさも表現されています。アルテック社が掲げるいつまでも輝き続ける作品の条件である美と機能性。そしてこの技法によって実現した品質全てが詰め込まれたL-leg技法。背景や工程に込められた想いから作られるものにしかない、オリジナルにしかないそれらの強み。タイムレスで次世代に受け継ぐことのできるものだと、使えば使うほど実感できるのです。
どこでも、いろんな用途で ワイルドバーチの楽しみ方
人もモノもフラットに受け入れる、ちょっと広めの座面。日常のさまざまなシーンで使い回せる実用性の高いスツールです。靴を履く時に腰掛けたり、かばんを仮置きしたい玄関や、洗濯物を置いたり、ちょっと座りたい時の洗面所。リモコンやメガネを置くサイドテーブルとして寝室で使うにもいいサイズ。コーヒーテーブルとして使ったり、ソファに寄りかかってテーブルとして使う時も3本脚なので足が入れやすく、真っ平らでゆとりある座面はタブレットやノートパソコンも置きやすく安定感も抜群です。
素材そのままのよさがよく表れているので植物の色彩ををより引き立てるので、花や観葉植物を置く花台としてもおススメです。従来のスツール60よりもウッド感が強くシンプルだから、カラーレスな部屋でも、カラフルな部屋にもどんな色合いでも合わせやすいのもいいところ。色々使っていくうちに数が増えたら、重ねた時にしか見られない螺旋状のスタッキングの美しさも楽しめます。ワイルドバーチ特有の節や木目の重なりも見ものです。経年変化していくホワイトバーチの色味が自然な雰囲気で楽しめるところもポイントでしょうか。
使えば使うほど、味になり、使えば使うほど、愛着が湧いてきます。 90年変わらない「かたち」はこれから先も、変わらずに私たちのそばにありつづけてくれることでしょう。
アルテック スツール60 ワイルドバーチ のかたち
アルテックの新たな基準「Stool60 Villi」のその後 これからのスタンダード「Wild Birch」
これまでアルテックの製品に使われてきた木材は製品の外見的な美しさを統一するため、木材選定に制限をかけてきました。選定で省かれた木材に品質や構造上の問題があるわけではないのです。 90年の時を経て、市場のニーズに基づいた従来の概念を見直そうという試みでワイルドバーチは誕生しました。その名の通り、外見の均一性や完璧さではなく、自然そのままの不完全さを「美しさ」として讚え、これまで省かれてきた木材も個性として受け入れ、新たなスタンダードとなりました。
幹の芯の濃い色の部分
木が樹齢を重ねると幹の芯は徐々に他の部位に比べて色が濃くなります。芯の近くにある濃い色の木材、成長過程や伐採、乾燥時の気象条件によって色味が異なる木材が使用されます。
枝の節
「節」は、木の枝がかつてあった場所に現れる模様です。木が成長するにつれて、下の方の枝は自然と枯れたり折れたりし、その根本は新たな木の層に巻き込まれ覆われることで節となって現れます。
昆虫による跡
世界的な気候変動の影響で、フィンランドの森で育つ木材も、木の穴に掘る昆虫の被害をうけやすくなってきています。昆虫があけた穴は、木の成長に伴って新たな組織に覆われ、暗く色づいた痕跡を残します。
キャリーアウェイボックスには90周年アニバーサリーテープがついています。 90周年に生産された正規品証明書を同封しています。
90周年である2023年より、スツール60に対して生涯保証が提供されることになりました。 生涯保証は、製品の確かな品質と耐久性を証明するものです。生涯保証は2023年1月以降、個人仕様のための新品のスツール60全てに適用されます。 スツール60の箱に生涯保証についてのカードが同封されているのでご確認ください。
※ご自身で組み立てが必要になります。ご希望により、ネジ の締込み工具 (ラチェットドライバー) を同梱いたしますのでプルダウンより希望の有無をご選択ください。
Artek (アルテック)
アルテックを象徴するデザインのひとつである「スツール 60」 あらゆる環境に馴染むシンプルで普遍的なデザインは、今もなお、世界中で愛され続けています。 どうしてこんなに永く愛され続けているのか。それは、デザインが担う社会的責任と教育の価値を真摯に受け止め、いつまでも輝き続ける作品であるために必要な要素を兼ね備えているからです。 美しいこと、倫理的であること、いつまでも使えるものであること。これらがアルテック製品の中心をなしています。
Alvar Aalto (アルヴァ・アアルト/フィンランド)
20世紀を代表する建築家であり、家具デザイナー。アルテック創業者の1人。 代表作には「パイミオサナトリウム」、レストラン「サヴォイ」、アカデミア書店、そして「スツール60」などがあります。 常に革新的な構造、技術を取り入れた彼の作品は今もなお多くの人に愛され続けています。
■商品名 Artek アルテック スツール60 ヴィッリ ワイルドバーチ
■ブランド Artek(アルテック)
■デザイナー アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)
■サイズ 約 W400×D390×H440mm 座板φ350mm×T28mm 重さ:約2.9kg
※組み立て用のプラスドライバーが必要です。ご希望により、ネジの締め込み工具のラチェットドライバーを無料で同梱いたします。
■材質 フィンランド産ホワイトバーチ (ラッカー塗装)
■製造 Artek(アルテック) ※正規品証明書 生産国:フィンランド
購入前に知っておいてほしいこと
- パッケージに入れてお届けのため、ご自身で組み立てが必要になります。
- 天板裏にライン状の傷が見られる場合があります。
- 天板や脚にごく小さなうち傷や擦り傷が見られるものがありますので、気になる方はご購入をお控えください。
- スタッキングは同じ3本脚のスツール60は10脚まで可能です。
- 節や木目の模様は一脚一脚異なります。お選びいただくことはできませんのでご了承ください。
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