寒竹のメゴ籠 竹工房せきね
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メゴ笹の竹籠を暮らしに迎える
幻といわれる日本製・手編みの竹かご
生活感を隠しすぎず、暮らしの気配をちょうどよく残してくれる、編み目の大きなメゴ笹のかご。作られる数がとても少なく「幻の籠」といわれています。竹の一種であるメゴ笹を、割ることなく丸竹のまま、編んでかごが作られます。細い竹ですがとても丈夫で、強度の高いかごに仕上がります。小割にしてひごになっていないそのままの竹なので、かごの内側も表面も竹のまま。小さな節の凸は、より竹らしい趣を感じさせてくれます。
暮らしに迎えてから、丸竹だから、毛羽立ちやささくれがないことに気がつきました。小さな子供が触っても安心です。ちくちくしない、つるつるでさらっとした触り心地は、夏にも冬にも気持ちがいいです。大きさのわりに竹なので軽く、移動も気軽です。無駄なく隅を埋めるように四角いかごが並んでいるのも好きだけど、単体の丸いかごの存在感も良い感じ。丸いメゴ籠ひとつぽっと置いてみた空間をみて、インテリアを楽しめていると嬉しくなります。
昔ながらのメゴ籠という工芸品が現代の暮らしに馴染むのは、シンプルながら職人技巧の美しい竹細工の模様がスタイリッシュなことと、天然の素材であること、そしてその優しい色味だからでしょうか。あなたの家にもきっと似合います。入れるもの、飾る場所、にやにやしながら考えちゃってください。

“幻”と呼ばれる理由
メゴ笹という素材とつくり手の物語
グラザサとも呼ばれていますが、関東ではよく「オカメザサ」と呼ばれています。青々と力強く伸びる竹とは違い、背丈が1〜2m、直径が3〜5mm。小柄な姿から笹の名前がついていますが、竹の一種です。スラっと華奢で可愛らしいこの笹を「オカメ」と例えたのかと思ってしまいましたが、枝にオカメの面を吊るして酉の市で売っていたことが名前の由来なんだそうです。
伐採したあとの瑞々しく青い時期は、折ろうとしても曲がるだけでなかなか折れないほどしまりますが、その柔軟な粘りはほんの数日だけ。職人が編むことができる時期は、伐採してからたったの4日〜1週間ほどです。それを過ぎて乾燥が進むと、固くて曲げることすらできません。オカメザサは光を求めて1本1本がそれぞれに伸びるため、高さや太さがなるべく均等に伸びるよう、収穫の周期をあわせて伐採して管理するそうです。
最近では山を整備する人も減り、竹林がどこも放ったらかしになっており、なかなか良い状態のものに巡りあえないとのこと。籠にするには背が伸びたものだけ、低いものは使えない。夏に採ったものは虫が影響しボロボロになってしまいやすいため、冬の間の状態の良いものだけ。生長した良い状態になるまでには、毎年切っていても3年程度かかるのだそう。こんなに限られた条件を見れば、材料が確保できずに作ることのできない年があることも想像できます。そりゃ数年単位でお目にかかれないこともあるわけです。
仮に良いものがたくさん手に入ったとしても、昔からの編み細工を担う作り手は年々減っていくばかり。地球上から消滅してしまいそうな数しかいない作り手に、限られた期間しか採ることも編むこともできない材料。結果どうしても作られる量は限られて、幻の籠と呼ばれているのです。

竹というサステナブルな素材を暮らしに
ちなみに竹は持続して活用することのでき、循環性の天然資源。らしくいうと、とってもサステナブルな素材です。生長サイクルの早い竹は木材の代替として活用することにより、木材の伐採制限にも繋がります。耐久性と優れた強度で、長く丈夫に使える竹製品。暮らしの中でもっと使っていきたい素材のひとつです。

層ごとに楽しい
パフェのようなデザイン
お腹に丸みをおびた、とっても愛らしい寸胴体型。丸竹の描く、角のない優しい模様がよく似合っています。入口部分は気持ち内側にキュッと締まっていて、ものをしまうと中に落ちやすく、中途半端にはみ出しにくいように感じます。小山がぐるりと整列しているような、小さな波がじゅんぐりと打ち寄せているようにも見えるような、手あたり優しいフレームは嬉しいです。
胴体部分の編み目は入口に近い部分は小さく、下に向かって徐々に大きくなっているように見えます。このざっくりとした隙間がおおらかな見た目をつくり、竹一本一本の質感や節が引き立ち、印象深いかごの顔になっています。下部には縦に立つ竹を支えるように、何本もの竹が間隔を詰めて横に並んでいます。内側と外側の両方に配置されることでより強度を高めるだけでなく、奥行きが生み出され、立体感のあるデザイン性に惚れ惚れしてしまいます。また、密度高く横の流れを敷き詰めることで、ものが落ちにくいようなつくりにもなっているのでしょう、工夫されています。
底部分は、上下に組み敷きあい丈夫なつくりになっています。放射線状に竹が広がる模様は幾何学的で、上から見ていると万華鏡を覗いている気持ちになります。使って美しく、見ていて飽きない、パフェのように積み重なった竹で作られた美しいデザイン。これを作り手が手作業で下から上まで丁寧に編み上げる技術の奥深さに驚かされます。

高台のあるかごの良さを知ってほしい
床置きにもやさしい竹籠
かごの使い方はお本当に人それぞれですが、床に直置きするのに、高台のあるかごはとても向いています。このメゴ籠は高台が4cm。高すぎず低すぎず、抜群の安定感があります。高さがあるのでほこりや塵も絡まりにくく、安心して床に置いておくことができます。乱暴に引きずることはないにしても、床につけば多少なりとも底の劣化は早まるもの。高台は底が傷つくことからも守ってくれます。
ちなみに、このメゴ籠の高台の縁も竹が曲げられた部分なので、そのまま這うように動かしても、床や棚を傷つけることはありません。スリッパや脱いだパジャマのような匂いの篭りそうなものを入れても、通気性も最高です。側面の編み目が大きいので、そもそも通気性はいいのですが、床にベタっと底がつくのかつかないのかでは全然違ってくるのではないでしょうか。洗面所のような水回りや、扉が閉め切られることの多いクローゼットでも、湿気の溜まりやすい環境でも使えます。

家中で使えます
防水性の高いメゴ籠の使い道
抱えて持ち上げるだけでなく、編み目に指をかけて気軽に持ち運べます。家の中のあらゆる場所で使ってみたら、思った通りだったり、意外にしっくりきたり、斬新だったり、色々な使い道が見つかるかもしれません。リビングでブランケットをしまったり、洗面所でパジャマを入れたり、玄関でスリッパを入れたり。昔は銭湯で脱衣かごとして活用されていたメゴ籠は、ファブリック用品と相性がいい気がします。
子供部屋のおもちゃや、お手洗いや納戸の隅に置いてストック用品を収納してみると、容量が入るし、中身が見えるから何がそこにあるとか、残数の把握もしやすいのです。生活感のでるものが見えるのはどうなのかと思いましたが、意外と良い感じです。植木鉢の鉢カバーや、袋をひっかけてゴミ箱に使ったり、ひっくり返して軽いものを飾る台にしても面白いかもしれません。
地震の多い日本でも気にせず、軽くて落ちても割れることがないので、気兼ねなく置くことができるので、いれるものがないときには床に置いておくだけでなく、棚の上にとりあえず置いておくのもいいものです。向こう側の面の竹と竹の間のいろんな大きさのひし形の隙間から光が差している様子とか、竹の流れにポツポツ見えるひとつひとつ違う顔した節とか。ふと日常の1、2秒で見る竹の工芸品に癒されます。

水分がついたら優しくふき取り直射日光に当てすぎない
メゴ笹の竹籠のお手入れ
天然素材の取り扱いにはいつもすこし身構えてしまいますが、竹という材質は柔軟性に富み、丈夫な素材です。メゴ笹は防水性にも優れていますので、構えなくて大丈夫。ただ、竹はイネ科の植物のため、虫が付きやすいといわれています。関根さんの作るメゴ籠は、虫のいない寒い冬の時期に、良い状態のものだけを伐採し材料にしているので虫がわいてくることはなく、湿度の高い洗面所などで使っていても気になることもありません。
ただし、濡れてしまったときには放置せず、優しく拭き取り、風や日のあたるところで乾かしてください。梅雨のじめじめした期間にずっと物入れに閉じ込めっぱなしの服のカビを心配する程度に、同じような環境もし置いていたらたまに出してください。毎日のように直射日光のあたる窓の近くに長期間放置することも、変質や破損につながることがありますので動かしてあげてください。基本的に通気性のよいつくりですが、たまに状態を気にかけるだけでずっとお使いいただけます。自分らしく楽しむ収納のお供に、ぜひ末長くお使いください。
竹工房せきね
栃木・益子にある「竹工房せきね」では、冬に採れる良質なメゴ笹を使い、かごをひとつずつ手作業で編んでいます。伐採してから数日のあいだしか編めない素材のため、つくれる数は多くありません。メゴ笹を割らずに丸竹のまま編むため、手ざわりがなめらかで軽く、丈夫なのが特徴です。通気性が良く、高台があるので床置きでも使いやすく、日常の収納に気軽に取り入れられます。素材の表情をそのまま生かした素朴な佇まいが、暮らしの中で静かに役立ってくれるかごです。
商品スペック
- 商品名
- 寒竹のメゴ籠
- サイズ
- 約 幅27cm × 高さ32cm
入口直径:約25cm
※表示のサイズは目安です。±1〜2cm程度のばらつきがあります。 - 重さ
- 約 500g
- 素材
- メゴ笹(竹の一種)
- 製造
- 竹工房せきね(生産:日本・益子)
よくある質問
Q. なぜメゴ笹の籠は「幻」といわれているのですか? 材料の伐採から制作まで、非常に限られた条件…
A. 素材となるメゴ笹(オカメザサ)を職人が編める柔軟な状態は、冬場に伐採してからわずか4日〜1週間程度しかないためです。また、良質な竹林の減少や伝統技術を担う作り手の高齢化も重なり、生産量が極めて限定的であることから「幻の籠」と呼ばれています。
Q. ささくれや毛羽立ちで床や中に入れた衣類が傷つく心配はありませんか? このメゴ籠は、竹を小割にせず丸竹のまま…
A. いいえ、ご安心ください。このメゴ籠は竹を細かく割ってひごにせず、丸竹のまま贅沢に編み上げているため、内側も外側もつるつるとした天然の質感が保たれています。ささくれや毛羽立ちがないため、デリケートな衣類やスリッパを傷めにくく、小さなお子様が触っても安全です。
Q. 脱衣所や洗面所など、湿気の多い場所でも床置きできますか? はい、高さ4cmの高台がついているため…
A. はい、大変向いています。かごの底部に高さ4cmのしっかりとした高台が設けられているため、床のホコリや湿気が直接かご内部に干渉しにくい設計です。また、メゴ笹自体が非常に優れた防水性と高い通気性を持つため、水回りやクローゼットなどの湿気が籠りやすい環境でも安心して床置きいただけます。
購入前に知っておいてほしいこと
- 天然の木製品・竹製品のため、木目や色味が1点ごとに異なります。また、節や色ムラ、多少の竹の欠けなどが見られる場合がございます。あらかじめご了承ください。
- 色には個体差があります。お選びいただくことはできかねますので、あらかじめご了承の上ご購入ください。
- メゴ笹の先端部分が出ている箇所は、手作業による昔ながらの職人工程上、どうしても出てしまう仕様となります。あらかじめご了承ください。
- 優れた強度と防水性を持つ竹製品ですが、濡れてしまったときには放置せず、優しく拭き取り、風通しのよい日陰で十分に乾かしてください。
- 掲載の商品画像は、当店での撮影時の状況やご利用のディスプレイ環境の違いにより、実際の色味と異なることがございます。
正しいお手入れで長くお使いください
- 水分が付着した際は放置せず、乾いた布等で優しく拭き取ってください。
- 毎日のように直射日光が当たる窓際などに長期間放置すると、天然竹の乾燥が進みすぎて変質や破損につながる恐れがありますので、定期的に置き場所を動かしてあげてください。
- 梅雨の時期など、湿度の高い環境に長期間閉じ込めっぱなしにするとカビの原因になります。定期的に風通しの良い日陰に出して空気を通してください。



