
なつかしのプリン
幼い頃の「ぜいたく」といえば、どんなことでしたか?
世代によって違うかもしれませんが、わたしにとってのぜいたくは
ときどき地元のデパートに連れて行ってもらうことでした。
小さいながら、スーパーへの買い物とは違う特別なお出かけだと感じていて
お気に入りのポシェットを肩にかけていったりしたものです。
しかもちょっとわがまま言ってもいい日であった気がします。
デパートはおもちゃ売り場やお菓子売り場に行ったり
屋上にある遊具で遊ぶなど楽しみがいろいろありましたが、
やっぱりレストランでのランチ、
そしていつも最後まで決めきれないデザートの数々でしょう。
レストラン入口のショーケースには
パフェ、プリン、クリームソーダ、アイスクリーム、ソフトクリームとサンプルがいろいろあって
なかなか決められないのがまた楽しいんですよね。
幼い頃の記憶をたどっていたら、
あの頃のわたしの「ぜいたく」デザートを
5歳の息子にも食べてもらおうと思いついて、
久しぶりに少し硬めのプリンを作ってみました。
やっぱりプリンには生クリームをしぼってフルーツを乗せないと!
「さぁどれを最初に食べるか?」
息子はどれを最初に食べるかななんてウキウキしちゃいますね。
そういえば、幼い頃のわたしは最後に食べるものを考えるほうが大事だったような・・・。
けっきょくいちばん好きな生クリームをとっておいて、 最後にゆっくり味わうパターンなんですけどね。
デザートを食べている時って、なんであんなに幸せだったのでしょうね。
なつかしのプリン、きっと息子もニコニコ顔で食べてくれるだろう。
 #きょろちゃん #おうちでかき氷
 日々のくらしも作品づくりにおいても自然体であることを大事にしている境田亜希さん。素材としてのガラスにもなってほしいかたちを強制するのではなく「ガラスが主導権を握り、自分はガラスさんがなりたいかたちになるための補助をするのが理想。」と言います。
 「液体だったガラスさんが美しい姿になる瞬間を見極め、そのかたちを留めてあげるのが自分の役割です。」と、主役はあくまでもガラスさん。 ガラスを擬人化するあたり、素材と向き合う真面目な、同時にちょっと不思議な世界観を持っているところも亜希さんの魅力のひとつですね。
はなかげデザートカップ のかたち
高台にまん丸のガラス玉があるためバランスがよく安定感もありながら、日常を特別な雰囲気に変えてくれるような佇まいを演出しています。
食卓で使う際、光の加減で花の影のような線が浮かび上がります。形や用途といった実用部分だけでなく、その時々に生まれる影もまた器の美しいひとつの要素として楽しんでいただきたいと思い制作しています。(境田亜希)
ガラス作家の境田亜希さんがひとつひとつ手吹きでつくるデザートディッシュ。光が当たると花のような模様の影が浮かび上がる『はなかげ』シリーズは、モールド(型)を使ってガラスを成型する手法を用いてつくられています。 高台にまん丸のガラス玉があるためバランスがよく安定感もありながら、日常を特別な雰囲気に変えてくれるような佇まいを演出しています。
境田 亜希 (Aki Sakaida) 1982年生まれの秋田出身。 3年間の社会人経験の後、秋田美術工芸短期大学(現在の秋田美術大学)で学び、ガラス作家の道を歩み始めました。気さくで、無邪気な遊び心を忘れていない感じがかわいらしい亜希さんですが、制作中の真剣な眼差し、きびきびとしたしぐさ、アクロバティックな動きはとってもかっこよくてドキッとしてしまいます。いまは人気の『はなかげ』シリーズをはじめ、新しいアイディアで作品の幅を広げながら各地で個展を開催するなど活躍中です。
■商品名 境田亜希 はなかげ デザートカップ ルビーレッド
■サイズ 約 直径9.5cm、高さ10.5cm 重さ:約250g ※手吹きガラスにつき個体差があります。
■素材 ガラス ※耐熱、強化ガラスではありません。急激な温度変化や強い衝撃で割れることがありますのでお気をつけください。 ※食器洗浄機、電子レンジ、オーブン、冷凍庫は使用不可
■生産地 秋田県 秋田市
■他のはなかげシリーズはこちら
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