
かまどさんなら、ふっくらもちもち お米がもっとおいしい
見た目からもなんだか美味しく炊けそうなかまどさん。かまどさんで炊くと、日本のお米の良さが引き出されていると感じます。かまどさんの材料である伊賀の粗土はおひつのように呼吸するのでベタつかず、ちょうど良い水分量を保ったもちもちとした食感のご飯ができます。炊き上がりに蓋を開けると、つやつやでふかふかで。「ああ今回も美味しそう」って、単純に心が躍るというか、美味しそうなご飯を嬉しいと思える事に感謝したくなるというか、ご飯を楽しめている事に、自分のささやかな暮らしが満たされるような気持ちになります。お茶碗一杯のご飯が美味しいと、主菜も副菜も進み、日々の食事を充実させたくなり、身体をつくってくれる食事に興味を持って料理できる日が増えるように思います。自分自身で自分を豊かにしている体感に嬉しさを感じています。

伊賀の土が土鍋に良い理由
炊飯用の鍋を調べると土鍋に辿り着き、そして伊賀土の土鍋に辿り着きます。理由は伊賀の土にあります。昔、琵琶湖の底に沈んでいた伊賀市の土には、何百年も前に生息していた植物などが有機物として配合されています。この有機物は土鍋をつくる過程で、高温の焼き上げの中で発泡し、陶土の中は気泡だらけに。その気泡のおかげで、一度火の熱を蓄熱してから伝えるような構造を作り出し、一気に火を通すことで料理が美味しくなるのです。火からおろしても冷めにくく、弱火でコトコト煮込んでいるように、じっくりしっかり熱を伝えることもできます。強い火力で、一気に蓄えた熱でお米を炊き上げて、そのままじんわりあったかく蒸らすことができる。どんな鍋でもある程度美味しくお米を炊くことはできますが、この特徴を持っていて、土鍋にできるほどの耐火度を持っている日本の陶土は、伊賀の土だけなんだそう。
 中強火で蓋から蒸気が出るまで約15分。蓋から蒸気が出たら火を消して20分待つだけ。土鍋でご飯を炊くのは火加減を調整するのが難しいイメージだったがとても簡単で拍子抜けするくらい。
炊飯器がなくても気楽に、簡単に。 かまどさんは「火加減いらず、吹きこぼれなし」
「火加減いらず、吹きこぼれなし」って本当に気楽です。慣れは必要ですが、炊き方にコツなし。簡単です。誰でも上手に炊けると言うのは大袈裟ではないのです。これまでは火加減の調整を1 回もしくは 2 回ほど。吹きこぼれそうな予感はするけれども、ちょっと覗くと水分の多さを見ればまだまだの様子。吹きこぼ れる手前に弱火にしようと見張るのに一瞬の隙に吹きこぼれ、ガスコンロと五徳を拭くことになるのです。長年鍋でお米を炊いてきたので、これはもうつきもの、仕方のないことだと慣れっこでした。かまどさんは 火加減は強火だけ、強火だけなので炊き上がりまであっという間。なのに吹きこぼれないって凄いの一言。 炊飯専用に開発された土鍋ってこういうことなのかと納得です。火加減の調整と吹きこぼれから解放されて 、あれはプチストレスだったと思っています。

ご飯もおかずも美味しく作れる 色々使える万能鍋です
玄米ご飯におかゆやリゾット、お米をさまざまな方法で調理することができるだけでなく、鍋物、煮物にも 使うことができます。ぜひご飯を炊く以外にも、鍋としてお使いください。3 合の大きさがあると常備菜や煮 物に使いやすく、鍋なら 2 人前にちょうど良いサイズ感です。かまどさんならではの蓄熱効果で予熱調理ができますよ。
かまどさんの土鍋の内側には広めのふちがあります。内ふたが乗る場所なのですが、煮物や汁物をよそうときに水気を切りやすく、とてもすくいやすいです。ちなみに炊飯以外で使用するときには、内ふたは使わなくて大丈夫です。

ちょっとの手間もすぐに慣れます お手入れの仕方
お手入れの内容に難しいことはありません。最初にお家で使う前にしてほしいことが 1 つ、日々炊く前に確認 してほしいことが 1 つ、使った後にしてほしいことが 1 つ、覚えてしまえば簡単です。何十年と使える道具ですので手入れをして長く使っていきましょう。
最初にお家でしてほしいこと。それは目止めです。目止めとは、お米のでんぷんで鍋底を割れにくくする土 鍋に必要なコーティングのような工程です。8 分目ほどに入れた水もしくはお湯に、だいたいお茶碗一杯分程 度のご飯を入れて、おかゆ状になるまで火をかけていきます。これで準備 OK です。
次に、日々使う前に確認してほしいこと。ガスコンロに接する底部分は、割れの原因になりますので必ず水滴を拭き取ってから使ってください。
 ご飯を炊いた後は、お米のでんぷん質をつけ置きしたくなるかもしれませんが、通常通りに炊けている場合、水につけ置いてふやかすことをしなくとも、汚れが取れにくいと感じたことはありません。強い焦げ付きではない限り、するっと落ちてくれます。
最後に、使って洗った後は、完全に乾かしてください。土鍋は一番乾かしたい底部分を上にしてください。

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